3/9 緊急防災訓練を実施しました

3/11の東日本大震災から丸3年を迎えようという3/9(日)は、あちこちで慰霊祭が行われていましたね。

3/10の東京大空襲や9/1の関東大震災で大きな被害を受けた東京下町の本所地域では、日頃から防災意識が高く定期的に防災訓練を行っていますが、今回は緊急招集に近いかたちでの防災訓練が行われました。

3/9(日)昼の12時に、震度6の首都圏直下型地震が起こったものと想定。

電気、ガス、水道、電話などのライフラインはすべて止まっています。
震災後1時間をめどに町会事務所前に集合するように、幹事には予め連絡済みです。

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地震から1時間後の午後1時、幹事と知らせを聞いた町会員有志の方が続々と駆けつけます。

集合してすぐに町会長を中心にブリーフィング。状況の把握と共有をはかります。

一部の幹事はすぐに道路の一部を交通止めにし、集合した住民の安全を確保します。
この辺はお祭りや日頃の催事で実に手慣れたもの。

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倒壊した家屋、危険な家屋、一人暮らしのお年寄り、けが人などの状況、帰宅できない幹事など、町会内の被害状況を、地区ごとに、ホワイトボードに描いた地図に町会長が次々と書きとめます。

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さまざまな備品や、防災用品が備蓄してある町会事務所ですが、電気が止まっているのでシャッターが開きません。
そこで手動での巻き上げ訓練。
装置の使い方などを実際に体験してみます。

シャッター全開には約20分かかること、かなりの重労働で手がパンパンになることが判りました。

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シャッターが開いたら、すぐにテントを設営します。

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ガスボンベを使った発電機で電気を起こします。
説明書はありますが、夜だと説明書も読めませんね。
ガスボンベをセットし、スターターの紐を引きます。

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バール、大型ハンマー、掛矢などの収納場所、重さなども確認しておきます。

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建物の下敷きになった方がいたという想定での救出訓練。
シャーリング工場の重い鉄板や木材を使って倒壊家屋のシミュレーション。
ジャッキの使い方、毛布を使っての担架の作り方、声を掛け合っての引きずり出し、日頃運連を積み重ねているため手際良く進んでいきます。
これでも実際には大変な状況になることでしょう。

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赤い毛布に包まれたものが、怪我人に見立てた重たい荷物。
担架は足先の方から進みます。足先=前方の人が向きを変えるときには補助員が必ず安全を確保します。
息を合わせつつ左右の足を逆にし揺れないように搬送の仕方などを練習します。

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安全なテントの影に運び、すぐに心臓マッサージ開始。
そこは心臓じゃない! もっと早く! とヤジ(檄?)が飛びます。
AEDがどこにあるかなどの情報は予め把握しておく必要がありますね。

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竹棒と毛布で作った救造担架の作り方もおさらいします。

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のこぎりや、バールなどの使い方も、日頃使う機会がないと分からないものです。

 

 

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120kgの人の搬送がいかに大変か…

 

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訓練中に、アルファ米50人分の炊き出し練習

 

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水洗トイレの使い方や水の止め方・戻し方なども知っておく必要があります。

 

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各階の非難ばしごも実際に降ろしてみて、使用して見ます。
下部が大きく揺れて、実に危ないこと、使用するときには押さえる人が必要であることが判りました。
約3時間、みっちり訓練し、炊き出し訓練で使用したアルファ米をいただきつつ意見交換しました。

ともすれば形骸化してしまいがちな防災訓練ですが、今回の緊急招集の防災訓練は、地域の方々の安全確保に役立つとともに気づきの多い、よりリアルな訓練になったのではないかと思います。